【よもやま】愚痴とは
2020年09月23日
愚痴とは、一般的には「言っても仕方がないことを言う」ことですが、仏教では三毒の一つで物事を正しく判断できない智恵のことで心を毒する根本的な煩悩のことを指します。
この「愚痴」真理(道理)をわきまえない智恵が愚痴です。
智恵が病気にかかっているのが愚痴です。
智恵のある 馬鹿に親爺は 困りはて
人生経験が長い方は、こんな人たくさん見たことがあるじゃないですか。
智恵が病気にかかっていて、道理をわきまえないから、いろんな悶え、悩みの煩悩が心に起こってくるのです。
この心のあり方を早く正さなければ心に起こる煩悩は知らずの内に身を焦す炎となり、我が心を苦しめるのです。
音もせで 思いに燃ゆる蛍こそ 鳴く虫よりも哀なりけり