【よもやま】真理(しんり)
2020年09月24日
真理なんて聞くとえらく難しい事のように聞こえるので、そこのところで話聞きたくなくなるものです。真理を普通に使う言葉に言い換えますと、道理(物事の正しいすじみち。人として行うべき正しい道。)のことです。西洋のことわざに「真理は時代の娘」という言葉があります。永遠に古くて、かつ永遠に新しいものなのです。
仏教は、真理(道理)を探し、見つめる事によって、我々の心に潜む苦しみの原因を自ら取り除くヒントを与えてくれる教えです。難しい事として捉えるのではなく気軽にその世界を覗くようにしたいものです。
つまらぬというのは小さな智恵袋
多くの人は、平凡な一日を過ごしています。今日は貴重な一日だと心を引き締めて朝を迎える日などそれほど多くはありません。
人の最終目標は、「死」である以上貴重な一日も平凡な一日も人生の中では、後にも先にもない貴い一日なのです。過去を背負い未来を孕める尊い一日なのです。
休むのもいい、食べるのもいい、遊ぶのもいい、何一つ無駄のない一日にしたいものです。「つまらない一日」にするのか、「尊い一日」にするのかはその人の心持ち次第なのです。