「よもやま」清瀧観音銘板
2020年11月03日
清瀧観音(きよたきかんのん)銘板
清き水を得ることは生命の根源を得ることに繫がります。古来より水を得るため様々な工法が考案されました。
江戸時代中期、この地域に多く自生し加工が簡単で丈夫な孟宗竹のヒゴを採用し、労力を軽減して井戸を掘る「上総堀り」が考案されました。
この技術革新により、この地域では上総掘りによる多くの自噴する井戸が点在しております。
その水は、清澄山系の豊富な湧水を蓄え、清き水の豊富な地域としても全国に名を轟かせております。
万葉集一 「仲春令月、時和し気清らかなり」
新たな元号「令和」を迎え、地下三百五十米より自噴し、生命の根源たる清水(聖水)を湛える清瀧観音は、世界でも稀なる四季の国、日本の「大和の魂」を後世に伝えつつ、参詣の方々の「心の安寧」を念じ建立されたものです。
令和 元年 六月 吉日