圓明院
日本人の不思議(生命観)
2022年08月29日

日本人は、古来より草木や石 草花までも自分たちと同じ仲間とみていた生命感があると言います。

日本語の中に目と芽 鼻と花 歯と葉 頬と穂 など人体と植物の間で語源が共通する所から、祖先は、

植物も人体も同じと見なしていたからだというのです。(「ひらがなで読めばわかる日本語」)

また、西洋人や中国人などは、虫の声や川のせせらぎなどは機械音と同様に右脳で聞くのに対して

日本人は、言語などと同様に左脳で聞くという研究がなされています。

日本人は、虫の声や川のせせらぎを「音」ではなく「声」として聞いているというのです。

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抄録(日本人の脳機能のユニークさと文化)

ひとの左脳は知的, 言語的な情報処理を担当するが, 右脳は非言語活動を担当している. 日本人では母音の音韻構造が特殊であることから感情音や自然音が左脳に偏より, これによって左脳が情動に関与するようになる. 西欧人や他のアジア人では情動は右脳が主役を演じている. 日本人では母音や自然音に含まれる僅かのFM音に対して鋭敏に左脳で応じるが, 他の国民は子音の音形に対応した形にのみ左脳で応じる. 日本の文化の特徴は脳の働きからも説明できると結論した.

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