東洋経済--オンラインより
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西欧諸国をはじめ、その他の国々では、国の支配権が移る場合、ほぼ決まって新しい王朝が古い王朝を征服するという形をとっていました。
ところが、日本では、話し合いで古い王朝から新しい王朝への国譲りを行ってきたのです。
その代表的な神話として、天上界にいる神々が「地上界を支配するべきは、天照大神(アマテラスオオミカミ)の子孫である」とし、
地上界を治めていた大国主命(オオクニヌシノミコト)との話し合いによって、戦争をすることなく国を譲り受けたという話があります。
天照大神は天皇家の祖先神として有名です。
そういった神話の内容を知れば、やはりといいますか、私たち日本人がけっして争いを好まず、
何事においても平和的な解決を望む民族であるということが、はっきりと認識することができるでしょう。
「日本とはどういう国なのか?」「日本人とはどういう民族なのか?」という問いに対する答えは、
まさに『古事記』や『日本書紀』に書かれている神話の中に端的に表れているのです。
すなわち、「日本は〝和〟を重んじる国である」「日本人は〝和〟を大切にする民族である」というわけです。
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東洋経済--オンラインより--日本人は自分たちのルーツを知る必要がある
旧石器時代より、多くの人類が日出ずる処を求めて日本列島に移り住み、家族である和の集団を中心として集落を形成する。
何事も争いごとは避け、話し合いで解決していく日本の古代社会
聖徳太子の十七条憲法の真髄も「和」「合議」が説かれています。
世界最古の王朝国家の日本
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