「田分け」という言葉を考える
2022年09月22日
時代劇などでよく使われている言葉に「たわけもの」というものがありますが、
これは、「田分け者」とかきます。これは、財産を分けるという意味で、鎌倉時代頃に
できた言葉だそうです。
封建社会の中、全財産を家長が相続する長子相続制度の見直しを図かり、財産を子供の
人数分で分ける均等相続にしたのが「田分け」の制度ができたそうです。
この「田分け」の制度を行った結果、農業の衰退を招きました。3人子供がいれば
3人で財産を分かけます。20年後くらいには財産は三分の一また、その40年ごには
財産は、九分の一となってしまい農業は成り行かなくなりました。
財産の均等相続制度が、廃止され、長子相続制度が残り、大家族制度で
家族皆が一緒に生活する制度が保たれました。
田分け者とは「家をつぶすばか者」と言う意味で使われた言葉なのです。
昭和22年民法の改正があり、相続制度が変わりました。
今からおよそ1,000年まえの平安期から鎌倉期の移行の時期に長子相続制度から
財産の均等相続に改革したことと同様なことが行われたわけです。
戦後80年もうそろそろ日本の文化に誇りを持ち日本を取り戻したいですね。
しかし大家族制度なんて事も今更考えられませんがね。
核家族化 少子高齢化 こども食堂 等々複雑な社会になって参りました。
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