圓明院
一切は心にある
2025年11月06日


皆さんは、同じ景色を見ていても、
人によって心に映る世界が違うと感じたことはありますか。

ある日、私は一輪の赤い花を見ました。
その美しさに、懐かしい思い出がよみがえり、思わず微笑みました。
しかし、隣にいた友人は、同じ花を見て、少し悲しげな顔をしていました。

同じ時間、同じ空間、同じ花。
けれども、心に映る姿はそれぞれに違う。
世界は一つのように見えて、実は人の数だけ世界があるのです。

私たちは「現実」を見ているのではなく、
「自分の心を通して世界を見ている」のです。
だからこそ、心が曇れば世界も曇り、
心が澄めば、どんな風景もやさしく輝いて見える。

「安寧な世界」とは、争いのない外の世界ではなく、
自分の内にある静けさと調和のこと。
心を整えることで、初めて世界は穏やかに映りはじめます。

文化や国が違っても、
人が花に美しさを感じる心は同じです。
日本人の心も、外国の心も、
違いの奥には同じ光が流れています。

だからこそ、私たちは互いの心の世界を尊び、
違いを越えて響き合うことができるのです。
一輪の花のように、
静かに、しかし確かに、心の中で世界は咲いているのです。

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荘厳な雰囲気の中での葬儀

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