圓明院
【よもやま】掃除と茗荷
2020年08月24日

今日、お盆も終わり、法務も日常に戻りましたので、日ごろ掃除のできない所の棚の整理をしました。
若ないころ「僧侶は一に掃除二にお経」と言われたころを思い出すと同時に茗荷(みょうが)を思い出します。
お釈迦様の弟子のしゅりはんどくは、非常に物覚えが悪い弟子でしたが、毎日毎日掃除を一心に行うことで、他の多くの弟子たちからの尊敬を集め、ついには自らの「心の塵を払い」悟りを開かれたそうです。
掃除をし整理整頓をすると爽快な気分になるように「心の塵を払う」心がけをすることが大切です。
一説には、しゅりはんどくのお墓から生えてきたのが「茗荷」だとか?彼は、自分の名前さえ覚えるのが難しいようで、いつも自分の名前を首に掛けていた(名荷)そうです。
こんなお話がありますので、茗荷を食べると物忘れがひどくなるという話が生まれてきました。
この猛暑の続く夏には、茗荷を入れた冷やしソーメンは格別うまいのですが、あまり茗荷を食べすぎないように
* 植物のみょうがは「茗荷」名を荷うみょうがは「名荷」

荘厳な雰囲気の中で最後のお別れを
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